2019/6/29 スパタイGP2019年シリーズ第2戦 リザルト&レポート
2019.06.29
日時:2019年6月29日(土)
場所:袖ヶ浦フォレストレースウェイ
路面コンディション:ウェット
協力:ブリヂストンタイヤジャパン(株)、BMWジャパン(株)、フォルクスワーゲングループジャパン(株)、FCAジャパン(株)、マツダ(株)、スバル(株)他
スーパータイムアタックグランプリ(スパタイGP)2019年シリーズ第2戦が行われました。今回は路面がウェットだったため、参加者たちはグリッドスタートを体験しつつ、雨天時のレギュレーションに則って、周回を重ねながらベストタイムを狙いました。
純粋に速さだけを追求しているわけではないスパタイGPは、ドライビング技術だけでなく、精神力や集中力も競うという、まったく新しいタイプのモータースポーツとして実施されています。路面がドライの際は、実況中継の中、一人ずつタイムアタックする緊張感と独特の雰囲気を味わいつつ、ルールやマナーにも気を配って走ることが求められます。つまり、精神のコントロールが重要な要素になるといえます。まさしく一周入魂です。
ルール(ドライ路面時)について一例を挙げると、タイムアタックに入る際に計測ラインの手前でライトオンし、走り終えたらライトオフにする、といったようなことが義務付けられています。これを守れなかったら即失格です。そして、計測後のアウトラップでピットインしなかった場合も失格となり、スピンおよびコースアウトをした場合も失格という厳しいレギュレーションのもとで実施されています。つまり、安全マージンを残して走らないといけないわけです。
スパタイGPを極めることでリスク・マネージメント力が高まり、一般公道においても事故に遭わない(被害者にならない)/加害者にならないドライビング・スキルが身に付くといえるでしょう。この部分が、安全を第一にしている「injured ZERO」プロジェクトとして実施されている太田校長によるドライビングレッスンのコンセプトと見事に合致しているわけです。
ST2000、ST3000、ST5000というクラス分けとなり、より参加しやすくなった2019年シーズンも、シリーズを通して活躍した選手の中からスパタイGP運営委員会がマナーや成長度合いなど、速さだけではなく総合的に判断し、審査員特別賞が選定されます。安全運転を楽しく学びたい方は、まず太田校長によるドライビングレッスンを受講し、さらなるステップアップを目指してスパタイGPにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。第3戦から参加しても楽しめるので、我こそは!と思った方は是非ともエントリーしてみてください。
※下記に記載した走行タイムはスパタイGP運営委員会が定めた規定のハンデを加算したものです。
表彰式の模様
ST3000
排気量2200cc以上〜3200cc未満(ターボ係数1.5)のスポーツカーによるST3000クラスは、フォルクスワーゲン ゴルフRの郷田選手が走行タイム:1’31.216(4WD車ハンデ:1秒を加算したタイム)で1位でしたが、ST3000 Sクラス(プロドライバーも参戦可能な上位カテゴリー)で出走/賞典外だったので、フォルクスワーゲン ポロGTIの横手選手が走行タイム:1’36.918で同率1位、フォルクスワーゲン ゴルフRの植松選手が走行タイム:1’39.194(4WD車ハンデ:1秒を加算したタイム)で2位となりました。
ST2000
排気量2200cc未満(ターボ係数1.5)のスポーツカーによるST2000クラスは、アルファロメオ ジュリエッタ1.4スポルティーバの小玉選手が走行タイム:1’34.120で1位、マツダ デミオ15MBの伊藤選手が走行タイム:1’41.742で2位、アルファロメオ159の佐藤選手が走行タイム:1’41.895(前回優勝ハンデ:1秒を加算したタイム))で3位となりました。
スパタイGP2018年シリーズ 年間表彰
◎年間ポイントランキングはこちら◎
スパタイGP2018年シリーズの年間ポイントランキングが確定したので、2019年シリーズ第2戦の会場において上位入賞者を表彰しました。
アルファロメオ CUP 2000 Class年間ポイントランキング
排気量2000cc以下(ターボ係数1.5)のアルファロメオによるアルファロメオ CUP 2000クラスは、アルファロメオ ジュリエッタ1.4スポルティーバの小玉選手が1位となりました。
フォルクスワーゲン R・GTI CUP Class年間ポイントランキング
フォルクスワーゲンのRシリーズ・GTIシリーズによるフォルクスワーゲン R・GTI CUPクラスは、ポロ GTIの横手選手が1位、ゴルフ Rの植松選手が2位となりました。
審査員特別賞/皆勤賞
審査員特別賞(POTENZA賞)は、アルファロメオ CUP 2000 Class年間ポイントランキングで1位となり、それと同時に皆勤賞でもあったアルファロメオ ジュリエッタ1.4スポルティーバの小玉選手が選出され、スパタイGPに協賛しているブリヂストンタイヤジャパン様からPOTENZA RE-71Rが贈られました。選出理由は、走行マナーがよく模範となるドライバーで、成績優秀かつ皆勤賞を受賞したからということになりますが、小玉さんは飲食関係(ミシュランを獲得)という仕事柄、レシピをメモするかのように太田校長からレクチャーされたことをメモし、それを自宅でも復習しているという点も高く評価されました。2019年シリーズも、ワンシーズンを通して活躍した選手の中から、スパタイGP運営委員会が速さだけではなくマナーや成長度合いなどを総合的に判断し、受賞者を選定します。