2019/8/17 スパタイGP 2019年シリーズ第3戦 リザルト&レポート
2019.08.17
日時:2019年8月17日(土)
場所:袖ヶ浦フォレストレースウェイ
路面コンディション:ドライ
協力:ブリヂストンタイヤジャパン(株)、BMWジャパン(株)、フォルクスワーゲングループジャパン(株)、FCAジャパン(株)、マツダ(株)、スバル(株)他
スパタイGP(スーパータイムアタックグランプリ)2019年シリーズの第3戦が夏休み特別企画『injured ZEROプロジェクト』の併催イベントとして実施されました。参加者たちはグリッドスタートを体験しつつ、競技においてベストタイムを狙いました。
純粋に速さだけを追求しているわけではないスパタイGPは、ドライビング技術だけでなく、精神力や集中力も競うという、まったく新しいタイプのモータースポーツとして開催されています。路面がドライの際は、実況中継の中、一人ずつタイムアタックする緊張感と独特の雰囲気を味わいつつ、ルールやマナーにも気を配って走ることが求められます。つまり、精神のコントロールが重要な要素になるといえます。まさしく一周入魂なのです。
ルール(ドライ路面時)について一例を挙げると、タイムアタックに入る際に計測ラインの手前でライトオンし、走り終えたらライトオフにする、といったようなことが義務付けられています。これを守れなかったら即失格です。そして、計測後のアウトラップでピットインしなかった場合も失格となり、スピンおよびコースアウトをした場合も失格という厳しいレギュレーションのもとで実施されています。つまり、安全マージンを残して走らないといけないわけです。
スパタイGPを極めることでリスク・マネージメント力が高まり、一般公道においても事故に遭わない(被害者にならない)/加害者にならないドライビング・スキルが身に付くといえるでしょう。この部分が、安全を第一にしている「injured ZERO」プロジェクトとして実施されている太田校長によるドライビングレッスンのコンセプトと見事に合致しているわけです。
ST2000、ST3000、ST5000というクラス分けとなり、より参加しやすくなった2019年シーズンも、シリーズを通して活躍した選手の中からスパタイGP運営委員会がマナーや成長度合いなど、速さだけではなく総合的に判断し、審査員特別賞が選定されます。安全運転を楽しく学びたい方は、まず太田校長によるドライビングレッスンを受講し、さらなるステップアップを目指してスパタイGPにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。是非ともエントリーしてみてください。
※下記に記載した走行タイムはスパタイGP運営委員会が定めた規定のハンデを加算したものです。
表彰式の模様
ST3000
排気量2200cc以上〜3200cc未満(ターボ係数1.5)のスポーツカーによるST3000クラスは、アルファロメオ4Cの冨田選手が走行タイム:1’18.740(ミッドシップ車ハンデ:1秒を加算したタイム)で1位、フォルクスワーゲン ゴルフRの小澤選手が走行タイム:1’25.215(4WD車ハンデ:1秒を加算したタイム)で2位、フォルクスワーゲン ゴルフRの植松選手が走行タイム:1’26.780(4WD車ハンデ:1秒を加算したタイム)で3位となりました。
ST2000/ST2000-S
排気量2200cc未満(ターボ係数1.5)のスポーツカーによるST2000クラスは、ロータス・エリーゼの伊藤選手が走行タイム:1’23.845で1位となりました。プロドライバーも参戦可能な上位カテゴリーのST2000-Sは、フォルクスワーゲン ポロGTIの郷田選手が走行タイム:1’23.438で1位、フォルクスワーゲン up! GTIの同選手が走行タイム:1’28.907で2位となりました。