2019/1/12 スパタイGP2018年シリーズ第4戦 リザルト&レポート
2019.01.12
日時:2019年1月12日(土)
場所:袖ヶ浦フォレストレースウェイ
路面コンディション:ウェット
協力:ブリヂストンタイヤジャパン(株)、BMWジャパン(株)、フォルクスワーゲングループジャパン(株)、FCAジャパン(株)、マツダ(株)、スバル(株)他
スーパータイムアタックグランプリ(スパタイGP)2018年シリーズ第4戦が行われました。スパタイGPにエントリーした参加者たちは、本番前のフリー走行時にグリッドスタートを体験しました。
ドライビング技術だけでなく、精神力や集中力も競うという、まったく新しいタイプのモータースポーツとして実施されているスパタイGPは、純粋に速さだけを追求しているわけではありません。実況中継の中、一人ずつタイムアタックする緊張感と独特の雰囲気を味わいつつ、ルールやマナーに気を配って走ることが求められ、精神のコントロールが重要な要素となります。まさしく一周入魂です。
ウェットコンディションの中で開催された第4戦は路面温度が低かったので、タイヤが冷えている1周目の走り方および雨の中での走り方について、コースイン前に太田校長から注意がありました。そして、今回は雨天開催時のレギュレーションに沿って、フリー走行形式でベストタイムを出しました。各エントラントが、後ろからアタックしているクルマが来た場合に邪魔しないように配慮しながら走行しましたが、コースイン前のレクチャーが功を奏したこともあり、なんのアクシデントもなく終えることができました。
晴天時のルールについて一例を挙げておくと、タイムアタックに入る際に計測ラインの手前でライトオンし、走り終えたらライトオフにする、といったようなことが義務付けられています。これを守れなかったら、即失格です。そして、計測後のアウトラップでピットインしなかった場合も失格となり、スピン、コースアウト、ホワイトラインカットをした場合も失格という厳しいレギュレーションのもとで実施されています。つまり、安全マージンを残して走らないといけないわけです。
スパタイGPを極めることでリスク・マネージメント力が高まり、一般公道においても事故に遭わない/加害者にならないドライビング・スキルが身に付くといえるでしょう。この部分が、「injured ZERO」プロジェクトとして実施されている太田校長によるドライビングレッスンのコンセプトと見事に合致しているわけです。
2018年シーズンもスパタイGPに協賛しているブリヂストンタイヤジャパン様から、POTENZA賞(審査員特別賞)として、POTENZA RE-71Rが贈られます。今季もシリーズを通して活躍した選手の中からスパタイGP運営委員会がマナーや成長度合いなど、速さだけではなく総合的に判断し、受賞者を選定します。安全運転を楽しく学びたい方は、まず太田校長によるドライビングレッスンを受講し、さらなるステップアップを目指してスパタイGPにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
※下記に記載した走行タイムはスパタイGP運営委員会が定めた規定のハンデを加算したものです。
表彰式の模様
ST5000
排気量3200cc以上(ターボ係数1.5)のスポーツカーによるST5000クラスは、ポルシェ911カレラ4Sの由本選手が走行タイム:1’47.109(RR車ハンデ:1秒+4WD車ハンデ:1秒を加算したタイム)で1位となりました。
フォルクスワーゲン R・GTI CUP/R・GTI CUP Sクラス
フォルクスワーゲンのRシリーズ・GTIシリーズによるフォルクスワーゲン R・GTI CUPクラスは、、ゴルフ Rの植松選手が走行タイム:1’34.744(4WD車ハンデ:1秒を加算したタイム)で1位、ポロ GTIの横手選手が走行タイム:1’35.250(前回優勝ハンデ:2秒を加算したタイム)で2位となりました。プロドライバーも参戦可能な上位カテゴリーのR・GTI CUP Sクラスは、ゴルフGTIの郷田選手が走行タイム:1’29.138で1位となりました。
スパタイGP 第4戦 正式結果 VW R・GTI CUP S Class
アルファロメオ CUP 2000/アバルト CUP S Class
排気量2000cc以下(ターボ係数1.5)のアルファロメオによるアルファロメオ CUP 2000クラスは、アルファロメオ ジュリエッタ1.4の小玉選手が走行タイム:1’39.930(スパタイ前年度チャンピオンハンデ:3秒+前々回優勝ハンデ:3秒を加算したタイム)で1位となりました。アバルト CUPの上位カテゴリーとなるアバルト CUP Sクラスはプロドライバーも参戦可能です。今回は、アバルトTEZZO 595の郷田選手が走行タイム:1’34.004で1位となりました。
スパタイGP 第4戦 正式結果 Alfa Romeo CUP 2000
スパタイGP 第4戦 正式結果 ABARTH CUP S Class
ロータス CUP 2000
排気量2000cc以下のロータスによるロータス CUP 2000クラスは、ロータス エリーゼSTDの伊藤選手が走行タイム:1’44.803(ミッドシップ車ハンデ:1秒を加算したタイム)で1位となりました。
スパタイGP 第4戦 正式結果 LOTUS CUP 2000